売らない方針です、またお勧めしています
素人・凡人にはこの方法はとても適していると思っています。
イデコ、積み立てNISAと今までは投信に制限された投資でした。
それを越えたところからは自由投資で個別株が解禁になります。
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買いたい銘柄がいっぱいあってうずうずしていることでしょう。
大いにやってください。
しかしその前に出口戦略を考えておきましょう。
投資するからには「どう出るか?」は大事なことで「入る前に決めておく」必要があるからです。
あなたはどうお考えですか?
質問形式も交えながらやっていきましょう。
大きく分けて2つのタイプがあると思います。
1つ目は「臨機応変」に売買して資産を増やしていく方法
名付けて「機動くん」と呼びましょうかね。勝手流です。
JNJを例に見てみると
下は米国株ブロガーの保有率が一番高かったJNJです。私も保有してます。
オピオイドやベビパウダーの訴訟で度々大きく売られました。
2年チャートです。
売られたものの結局はそのままズルズルとはならずに回復して現在に至っています。
現在143.19ドル予想PER20.6配当2.65%(2019年12月19日現在SBI証券以下同様)と超優良株にしては割安水準です。配当も悪くない。
似た業種のPGが124ドル予想PER25.5配当2.38%です。
JNJの方がどちらかと言えば将来性が大きいと見られていますからこの株価は明らかに「膨大な訴訟」が意識されてのものです。
それはともかくこのチャートを見ると血が騒ぎませんか?
「暴落の度に買っておけば楽勝じゃん」「いやー株って簡単だなあ」
何回も130ドルを割ってますからね。
その度に買えば本当に楽勝でした。
ここで上の2つのタイプの人は考えが分かれます。
永久保有を目指す保有君の場合は「安い時に仕入れができて良かった」「これからも安値ではこつこつ仕込もう」です。
一方機動君はもう少し考えを発展させます。
「いやそれでは甘い、これからもこれらの訴訟は蒸し返されるはずだ、そしてその度に暴落を繰り返すだろう」「ここは上がった時点で売って利益を確保してまた買おう」
この作戦はチャートを見る限り「最強」です。
そしてだれもが一度は誘惑に駆られる作戦です。
しかし実際に実行するとなると「うまくいかない人が90%以上」でしょう。
これは説明しても納得されないでしょう。だから実際にやってみるのが一番です。
適切な売りは本当に難しい
上手くいかない原因は、買いはできるのですが「売りができない」のです。
売買のテクニックについての本や記事は膨大にあります。
大きく分けて「ファンダメンタルズ分析」と「チャートでのテクニカル分析」です。
6ヶ月のチャートでRSI付きです。
売買指標はいくつもありますがRSIは逆張り用、売りの指標として最も多く使われます。移動平均線とともに大きな武器です。もっとも売らない私にはあまり関係はないです。
RSIだけを見ると6月高値では売ってよかったし、現時点も「売り」ですね。
しかしそうした分析による売買が難しいことは多くの人が経験して知っています。
さて長期でみるとどうでしょう。10年チャートです。
JNJはMSFTやVやMAといった今伸び盛りの銘柄群と違い、他のヘルスケア同様やや市場に取り残されています。だから割安と言えるんですが。さらに訴訟を抱えていわば「手負いの獅子」の状態です。
しかしそんな状態ですら「長期保有」は報われています。さらに配当を受け取りながらです。
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長期保有の有利性
機動君と保有君の差は長期では少ないと思います。
さらに機動くんの作戦はミスが許されないのに対して保有君は買う以外の行動は必要ないです。テクニックも分析力も決断力も不要です。
今厳しい銘柄でこうですから順調に伸びている銘柄はさらに保有くんが有利です。
下はみんな持ってるビザカードの10年チャートです。私も持ってます。カードもだけど株をですよ!
過去のどの地点で買っても現在報いられています。10年で8倍くらいです。
現在の投資指標は株価184.9ドル予想PER29.9配当0.65%
配当は雀の涙ですね。
ずっと「買われすぎ」「割高」が叫ばれてきましたから機動君は売ってしまっているかもしれません。だとしたら再度買いに入るタイミングや心理的な壁は大きいです。
「売った値段より高く買うこと」は投資家には「心理的に難しい」からです。
逆に言えばこれが克服できていないと機動くんの優位性は発揮できません。
ここまでいかがだったでしょう?
あなたは機動君、保有君のどちらでいきますか?
「なんとなくわかったけど、ダイアモンドザイ、とか日経マネーとかの投資雑誌
に登場するカリスマ投資家とか有名投資家はたいてい機動タイプだよね?」
「そうだね、才能がある人が適切に動けばその方が早く資産が増やせる利点はあるね」
「だから結局あなたがどうするか?にかかっているね」
「目指しても上手くいかない人のほうが圧倒的に多いことは想像できるね」
「そうやって人をすぐに無能扱いする!」
機動君と保有君では選ぶ銘柄が違う
手法や方針が違うから選ぶ銘柄も違うかも知れないです。
機動くんは当面「よく上がる」銘柄を選ぶし(空売りは考えない)
保有くんはずっと先に目線が行ってますね。
「上がると思って買って上がらない時は機動くんはどうするんだろうね?」
「それは損切りするのさ」
「ふーん」
→損切りがスムーズにできないタイプの人は機動君作戦はしないほうがいいです。
「投資の神様」ウォーレンバフェットは銘柄選びについて
と言ってます。これは保有くんには金言になりますね。
♣バフェット氏は売買もするし当たり前だがうまいので機動君とも保有くんとも言える
ここまでの結論として素人・凡人には「保有君作戦」の方が失敗がなくて向いていると言えます。とはいえ機動くんに未練がある人は経験してみることをオススメします。
最後に
「あなたにとって永久保有ができる銘柄はなんですか?」
この部分が経験が浅い人がもっとも陥りやすい罠の部分です。
「ボクは上のビザとかマスターカードとかMSFTは絶対だと思うな」
「いやコカコーラとかマクドナルド・スターバックスは不景気でも永遠だろう」
「ボーイングは対抗相手がエアバスしかないから絶対に潰れないだろう、絶対!」
・・・
と誰もが思います。そして実際そうかも知れません。
しかし今は不振のIBMやGEもかつてはそう思われていたのです。
選んで実際に全財産の例えば30%で保有したとすると「日々の株価やニュース」が気になるはずです。
その時にJNJのように全米で数千件、数万件の訴訟を抱える、全部支払うと何兆円とかいう記事を読んで「平静でいられますか?」
だから上記のように本当は「買い増しのチャンス」なのに逆に狼狽して一部を売ってしまうかも知れません。
それにみんなが「絶対伸びる」と思う会社は期待感が高く「割安ではない」です。
割高でなくてずっと保有できる会社があれば最高だと思いませんか?
たくさん保有してたくさんの売買をして来た人はそう熱望しますね。
だって日々のニュースに振り回されるのは「社会人」としては負担ですから。
あなたはどう思いますか?
「ずいぶん引っ張るねー」「どうせ推しがあるんでしょ」「とっとと言いなさいよ」
「はい言います。それがインデックスETF・投信なんですよ」
どうして割高にならないか、どうして売らずに保有できるかは次回にしますね。
今回の記事はお楽しみいただけたでしょうか。(もみあげさんを真似してみました)
長い記事をご覧いただきありがとうございます。
それではみなさまの投資の成功を心から願っています。
今回の内容に関連する動画はこちら→https://youtu.be/ennU8OMeuok
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