今回は大企業を選ぶメリットです
前回の「ワイドモートを持つ企業」とダブって念押しになりますが
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1 具体的には時価総額が1000億ドル(10兆円)以上の会社
業界トップでもそれ以下の場合は仕方ないですが、水道株とかです。電力もちょっと前まではトップのNEEでも千億ドルに足りなかったですがそういうのはOKです。
2 動きがゆっくりである
上昇も下落も大きな動きをしません。大きな動きを不得意とする素人、凡人には適しています。
もっともNVDAなどの半導体やADBEアドビなどのクラウドは千億ドルを超えていてもかなりの上下があります。だから業種にもよりますが一般的には緩やかです。
3 一部のプロの影響が少ない
業界を代表する企業だとダウ銘柄クラスになります。プロでも見方が分かれてどこかのレポートとかに振り回される度合いが小さいです。
それでもJPMとかモルガン・スタンレーとか・・・のレーティングの引き上げ、引き下げではかなりの上下があります。
これが小さい会社だと動きが一方的になり素人は逃げ遅れることになります。
4 小さい会社がパフォーマンス的に有利なことはない
米国株から入った人はその傾向はないですが、日本株の経験があると「小型株」に目が行きます。
大きな会社は株価の伸びが鈍いんじゃあないかと思うからです。
しかし米国企業は大企業がしっかり伸びますし、プロが調整するので小さい会社が有利なことはないです。
むしろプロたちは動きのいい小型の株を好むと思います。リスクを恐れませんし。
下のチャートはS&P500インデックスとラッセル2000指数の比較チャートです。
ラッセル2000は米国の上位1000位から3000位の企業の指数です。
一方のS&P500は上位500社の指数です。
過去5年を見ると薄いブルーのS&Pがラッセル2000をかなり上回っています。
ラッセル2000の30%上昇に対して50%の上昇とかなりの差がついています。
景気拡大期には一時的にパフォーマンスが上回ることもありますが下落時はより鋭い下落になっています。
今年になってからは特に差が大きくなっています。
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5 経費削減は大企業が優位
IT、特にクラウドの利用でバックオフィッスを含めて会社のスリム化が行われています。
これは経費を削減して同じ売上なら営業利益を拡大させます。
米大企業はクラウド利用で人事、労務管理、会計、営業、開発といった従来は削減が難しかった分野の省力化を進めています。
削減効果は大企業が有利です。同じ部署に多くの人員を抱えているからです。
人員が減ればビルも小ぶりでよくなりすべてが経費減につながります。
この傾向は今後もさらに続くと見ています。
他の国は遅れをとっておりその点でも米国が有利です。日本のように英語圏以外はどうしても遅れます。
6 ニュースが入りやすい
英語が堪能なら問題ないですが、日本にいるとニュースが限られます。
その点業界を代表する企業ならカバーしている人も多く情報量が期待できます。
アップルやコカ・コーラ、マクドなど人気の銘柄は決算をカバーしてブログに書いてくださる方も多く参考になります。
今回の結論
大企業が有利な点は多い。
今後さらにその傾向は続くと思う。
考えられるとしたらハイテク大手への反トラスト法などの法規制くらいか。
今回のユーチューブ動画は→https://youtu.be/0jCdXC6gg48
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