株式投資で昔と現在で決定的に進歩した分野があります
それはインデックス投信、ETFです。
世界の株式市場の55%を占める米国市場で存在感の高い3つの投信、ETFをご存知ですか?
S&P500インデックスに住居した次の3つです。
VOO年間経費0.03%配当1.95%総額491.9B ヴァンガード
IVV年間経費0.04%配当1.99%総額182.09B ブラックロック
SPY年間経費0.09%配当1.82%総額277.5B スパイダース
経費の安いバンガードのシェアが高くなっています。
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日本円でもスリムで買えます。この場合は配当はそのまま追加投資になります。年間経費0.17%
株式と言えばまず個別株をイメージしますがここで衝撃的な事実があります
個別株の80%以上がインデックスを上回れないという現実
信じられないことですがプロが選んで作った投信(アクティブ投信)の80%はS&Pインデックスを下回るというデータがあります。(米国市場)
期間が長くなれば成績はさらに低下しています。
S&P500インデックスは米国市場の上位500銘柄の時価総額平均なので50%は上回りそうに思います。
さらにプロが選ぶのですから70%くらいは勝つと思えるのですが事実はこうなのです。
原因としては大きく伸びる一部の株が平均を押し上げると言われています。
アクティブ投信≒個別株とも言えますから個別株はほとんどがインデックスに勝てないのです。
この事実から導かれる結論は
市場平均に負けないためにはインデックスを買えばいい
インデックスには他の利点もある
1 個別株特有のリスクがない
個別株ではどんなに大企業でも思わぬ障害で大幅下落します。
グーグルは欧州委員会からの多額の制裁金がありました。
FBは個人情報流出がありました。
タバコは当局の規制問題があります。
ヘルスケアや医療保険は政府の方針に左右されます。
これらのリスクはすべて株主が負います。
リスクを負いながらインデックスのリターンが確保できないのは合理性がないです。
個別株投資を行う場合は必ずインデックス以上のリターン(私は1.5倍を基準にしています)を見込める企業にしましょう。
2 売る必要がない。永久保有ができる。
素人投資家にとって株式を売ることほど難しく、また後悔しやすい行動はないです。
個別株の場合は①業績が将来さらに悪化しそうだ②パフォーマンスが低下している
場合には売る必要があります。
しかしインデックスには売る理由がありません。
永久保有ができます。
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3 買う時期を選ばない
過去10年のS&Pチャートです
3倍弱になっています。
ここで大事なのは過去にはいつ買っても大丈夫だったことです。
時期を選ぶ必要がないのは大きなメリットです。
4 ドルコスト法との相性がいい
毎月同じ額を買っていく方法を「ドルコスト法」といいますがインデックス投信との相性がいいです。特に日本円での投資は額が決められます。証券会社で定期買いをセットしておけば自動的に投資できます。日付は迷ったら15日がいいです。
5 VGTを半分入れるとより強力になる。
今の米国はハイテクが牽引しています。この傾向は今後も続くと考えています。
あなたもそう思うならハイテクETFのVGTを組み入れる方法があります。年間経費率0.1%。これは残念ながら米国でしか買えないです。
下は5年間の比較チャートです。下からS&P500、ナスダック、VGT
濃い青・・・S&P 紫・・・NASDAQ 薄い青・・・VGT
5年での上昇率はS&Pの50%、ナスダックの84%、VGTの117%です。
今後もこの傾向が続けばリターンはS&P単独より大きく向上します。
私はS&P:VGT=50:50を推奨しています。
ただし上記のチャートのように下落時はS&Pより下落幅が大きく谷が深くなります。
ここまでの結論
1 S&PインデックスETFor投信で必ず市場平均は確保できる。
2 インデックス投信は①売る必要なし②永久保有できる③買う時期を選ばない
などメリット多し。個別株特有のリスクもなし。
3 ハイテクETFのVGTを半分入れればより強力になる。
4 それでも個別株を手がけたい方はVGTを上回る成績が見込めるものだけ検討すればよいです。
以上です。次回は個別株投資を予定しています。
この記事のユーチューブ動画は→こちらhttps://youtu.be/MjxNahiDz4E
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