「安値で買って高値で売る」は凡人には間違い
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よく言われることですが凡人には無理だしすべきでないと思っています。
その理由は
最高値更新は株を売るのに最も適さない時
と思うからです。
それは「最高値」の特殊性にあります。
好調のMCDを見てみます。半年チャートです。
この半年間最高値を更新し続けて現在に至っています。
それではそれぞれの時期の最高値はどういう意味を持っているのでしょうか?
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最高値はすべての平均線の上にある
移動平均線にはいろいろな長さのものがあります。上記では25日と75日と52週が描かれています。この移動平均線は
(1)それぞれの期間での平均買いコストを示しています。
(2)それぞれの投資家の心理を表しています。
つまり最高値更新時は
ⅰ すべての期間の投資家が含み益を抱えている。
ⅱ ウキウキの心理である。
特殊な状態です。
その時は強気が支配しており「需給」はタイトです。
売る人が少ないからです。
それでも売る人はかなりの初心者と言えます。
なぜなら上記のように高値を更新し続けておりその時点での「最高値」で手放した人は悔しい思いをしているからです。
経験を積むとそのことがわかっているので最高値では手放しません。
特別な情報を知っていれば別ですが。
他には「信用で買った人」の場合が考えられます。早めに利確しておこうということです。同じく信用で売った人の「買戻し」も考えられます。「これ以上の損はたまらん」というわけです。
下げたら過去の高値は「抵抗線」になる
下げて短期の平均線を割ると短期の投資家は不安になります。
含み損を抱えるからです。
損が出ないうちにと慌てて売りに走りますので出来高が膨らむことが多いです。
短期のウリをこなして直前の高値を抜くとまた「無敵」の状態に戻って上昇を続けます。
ここまでの結論
1 最高値では売るべきではない。
2 自分の買値を上回っている限り=利益が出ている限り、引っ張って利益を積み上げるのが凡人が利益を増やすポイントと思う。
3 決算などの業績が原因の場合は見切らなければならない。
とにかく「最高値」であることは売る理由にはなりません。
買うのはOKと思う理由
割高とかの他の要素を除けば最高値更新は買うのには適しています。
それは前記の「弱気の参加者がいない」という点です。
だれもが儲かっているのですから強気です。
初参加、あるいは買い増しとして適していると思います。
ではいつ売るの?
私の答えは「売らない」です。
少なくとも利益目的としては売らない方針です。
適切な売りどきを判断するのは凡人には難しいです。
あえて難しいことに挑戦する必要はありません。
売る可能性としては
1 決算の業績が悪くて見通しが変わった
2 不祥事、訴訟などで先行きがわからない
3 投資余力がなくて、より有利な銘柄に乗り換える
売るときは多くの人が売りたがっているはずなのでみるみるうちに下げます。
1、2%は譲って確実に売るのを心がけたいです。
指値で放置すると売れないケースが多い。たいてい売りたいと思った時が一番高い。
また買ってすぐの場合は損が発生する場合もあります。
「損が出る」というのは「売るのをためらう」理由にはなりません。
♡売りたい時には私達は自分が属する移動平均線の中の一人です。たいてい株価は平均線の下にあり誰もが含み損を抱えて売りたがっています。果敢に売った者の勝ちです。小さい幅にこだわっていると売りそびれて損が拡大します。
以上です。上から目線の表現もありますが自分が今まで経験したこと、痛い目にあったことを書き留めて自分に言い聞かせている意味もあります。ご容赦ください。
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