こんにちは
投資に関するトラブルの中で「その投資はどうしても必要だったのかな?」と思うものがあります。
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不正建築のレオパレスでアパートを建てた人は今ごろ後悔しているでしょう。
大和ハウスでも不正建築が発覚しましたから大東建託を含めて業界全体の問題です。
この投資には3つのポイントがあると思います。投資の本質も含まれているので考えたいと思います。
1 経験値や努力が必要なアパート経営が簡単にできると錯覚したこと。
「何としても不動産投資を成功させよう」という層ではなかったと思います。
もしそう思うなら建築見積もりが他の業者よりも4割も高いレオパレスや大東建託に依頼しようと思わないでしょう。台風で屋根が飛んで8千万円の費用を請求されたオーナーもいました。他の業者では5千万以内だそうです。
営業マンから「簡単にできますよ」「全部うちがやりますよ」「家賃管理もやりますよ」「リスクはありませんよ」と言われてアパート経営をやる気になったのです。
言わば「プロとしての自覚はないが大家になりたかった」点を突かれました。
2 「都合のいい話が向こうから来ることはない」という警戒心がなかった。
サブリースは複雑な契約です。だから費用を払って弁護士に相談すればリスクを指摘したでしょう。「レオパレス側が賃貸人の強い立場にある」ことのリスクは専門家なら必ず指摘するはずだからです。
市況により家賃も改定できることも指摘したでしょう。テナントとしての権利ですから。
業者側の話だけで何千万もの投資に乗り出したのは「うかつ」「無謀」と言われても仕方ありません。
これも「家賃収入」の魅力がすべてを見えなくしたのです。
♡契約を信じたことを責める人がいますが相手も周到に準備しているので見破るのは容易ではないです。そもそも見破れる人は最初からサブリースなんてものには関わらないでしょうし。
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3 そもそもその投資は必要だったのか?
現役で働いている方なら給与所得がありますからそれ以上の収入を狙ったことになります。
またリタイア者なら、年金がありますからこちらもそれ以上の収入を狙ったことになります。
はたしてそれ以上の収入が不可欠なものだったのか。という疑問があります。
私はリタイア者で年金は月額10万と下位ですが十分足りています。
それ以上の年金がありながらさらなる「家賃収入」を求めて罠にかかったのなら「自業自得」「欲の為せるわざ」と言われても仕方ないです。
必要以上の収入を求めなければ「わな」には初めからかからなかったはずだからです。
今となっては安心して温泉にでかけて景色を楽しむこともできなくなってしまいました。これからの損がどれだけふくらむかだれにもわからないからです。
さらには友達や知り合いに嘆いても誰にも同情してもらえません。
ここまでの結論
◯その投資がどうしても必要か?と問いかける必要がある。
◯必要性が薄い投資は本気度が少ないので人任せになりやすく失敗しやすい。
♡唯一必要性があると思われるのは土地を保有していた場合の「相続税」対策です。「ウワモノ」があった方が有利ですから。しかしこれも税理士に相談してリスクを十分に検討すべきです。
♡不動産対象でもリートではこのような問題は起こりません。リスクは限定的です。インデックスETFも投信もあります。
♡「大家さん」というステータスと「家賃収入」という快い響きがすべての判断力をなくさせます。
現金を欲しがらないことが詐欺、詐欺まがい、危ない投資から逃れるポイントだ
投資詐欺話で「現金」をエサにしない例はなかったです。
だから「現金を欲しがらなければ」詐欺にはかからないです。
投資する時は目的をはっきりして投資するといいですね。
欲が絡むと理性的に行動するのは難しいです。
以上です。
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