こんにちは。
日本人は投信を取り崩すのを大変嫌います。
だから自動的に分配してくれる「毎月分配型投信」が人気です。
毎月お金が振りこまれるのが日本人の気質にあったスタイルだからです。
スポンサーリンク
ところが欧米では投資の歴史が長く、投信や株を取り崩すことに日本ほど抵抗がないようです。実際にインタビューしたわけではないですが。
欧米で使われている4%ルールとは?
株式や株式投信を毎年4%ずつ取り崩しても元本は減らないというルールです。
実際にこの方法で取り崩しを実行して暮らすのは一般的なようです。
過去10年の米国株の平均運用益は6.95%です。
それからインフレ率の2%弱を引けば実質利回りが5%ほどになります。
だから計算上はあっています。
ただし株式でないと成立しません。
債券だと3.5%ほどです。現在はさらに債券の利回りは下がっています。
4%ルールを実際に試してみると。
無理をしない金額で年に50万の投資を40年続けると年に6%の米国株で運用すると
40年後には7738万円です。
この時点から取り崩すとすると4%は309万円です。税抜きでは263万円。一ヶ月では22万ほどになります。
年金とは別にこれだけあればリッチです。
さらに強制的に取り崩す必要はありませんから不必要なら見送ればいいです。その分元本はさらに増えることになります。
このまま元本+アルファで増えて後継者に渡すことになります。
ここまでの結論
4%ルールで取り崩せばかなりリッチな老後になる。
1月単位なら0.3%を目安にするといいです。
スポンサーリンク
このやり方と高配当株や毎月分配とのメリット・デメリットを比べると。
<メリット>
(1)お金が不要な時は取り崩しをしないので「節税」になる。元本がさらに増える。
特に日本のように配当に20%とか30%の税金がかかるとその差は大きいです。取り崩しても20%はかかりますが外国税は不要です。
(2)元本が増えやすい。
何もしなければ増えていく。特にお金が要らなければ取り崩し行動を取らないので自然と増えやすい。
(3)シンプルである。
配当をもらって再投資する手間が省ける。手数料もいらない。
(4)合理的かつ効率的である。
取り崩すより現預金から先に消費するだろうから、投資資産はそのまま増えながら残る可能性が高くなる。子孫や配偶者に残したいならこの方法。
<デメリット>
(1)取り崩すのに精神的に負担がある。
だから取り崩し行動をしなくなり「お金が増えるばかり」で使えない状態になる。
(2)幸福感が味わえない。
毎年◯万円定期的に入るのが嬉しい人にはその喜びがない。
ここまでの結論
合理的に考えれば取り崩し法の方が有利。
ただし精神的な幸福感は配当金をもらうほうが大きいかも。
個人の性格による。
筆者の考え
自分はめんどうがいやで配当金が欲しいとは思わないので断然取り崩し派です。
毎月分配型もだんだん減っているし将来的には欧米のように合理的な選択をする人の割合が増えていくと思う。特に富裕層から広まると思う。理由は欧米の富裕層がそうだから。
若い方で自分がどちらのタイプかわからない方は両方やってみればいいと思う。若いうちの影響はわずかなので。
今回は以上です。
今回のユーチューブ動画は→です。https://youtu.be/KZQNksd1Zfc
お願い 読者登録をお願いします。またランキングに参加しています。下をクリックして応援いただければありがたいです。よろしくおねがいします。
スポンサーリンク