【リタイア時の準備】 資産の最大化か収入の最大化か?
結論
◯基本は資産の最大化を目指すべき。
◯収入確保は幸せ感が大きいので、資金に余裕があり能力がある方は選択肢になる
当ブログは資産の最大化を目標にしています。
しかし配当などを目的とした投資も人気があります。魅力を感じておられる方も多いでしょう。
どうとらえればいいのか考えました。
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1 リタイア後も収入を確保したいという気持ちは強い
現役時よりも給料分の収入がなくなります。年金はありますが、その差額を何かで埋めたいというのはだれもが思う自然な気持ちでしょう。
収入としてはアパートなどの家賃や株式の配当が考えられます。
これらの収入のいいところは「満足感」「幸福感」が得られる点です。
不動産投資や高配当株投資が人気が高いのもわかります。
2 当ブログが「収入確保」を目標にしないわけ。
リタイア後の収入が魅力が大きいことはわかります。しかしリタイア後の生活やインフレから身を守ることが先決だと考えることです。
収入確保がリタイア後の備えになる面はあります。
しかしギリギリで考えた場合は資産最大化の優先順位の方が高いと思うのです。
年金や住居の確保などで十分なゆとりがある方の場合は選択肢としてあると思います。
年金など個人の条件はそれぞれ違うので一律に言うことはできません。
そのような余裕がない場合で成り立つように話を進めています。
3 資産の現金化が合理的である理由
株式投資として保有している場合、必要な金額を得るためにはその部分を現金化すれば大丈夫です。税金的にはこの方が有利です。必要以上の取り崩しはしないので税金として流出することを防げます。
さらに外国株の場合は配当に外国税を10%課税されます。
売って現金化した場合はこの部分の税金は不要です。
デメリット
理論的にはそれが最適でも心理的には資産を取り崩すことには大きな抵抗と不快感があります。この感情が私達を「収入重視」「配当重視」に向かわせる理由です。
よく言われる「理屈じゃあないんだ」ということですね。
4 余裕がない場合は「資産最大化」が最適な行動だ。
将来のことはわかりませんから自分にどれだけ余裕があるかわからない方がほとんどだと思います。
だからシンプルに「資産最大化」を目指せばいいと思います。
とはいえ、収入も大きな魅力ですから「余裕ができたら」そして「能力が伴えば」部分的に「高配当投資」などを実行されるのはいいと思います。
当ブログでも「高配当株投資」についての記事もあります。
5 収入は必要なだけでいいと考えるかどうかは個人の性格による。
リタイア前は大部分の人が「少し余裕を持ちたい」と考えます。自分もそうでした。だからリタイア前に高配当株を買いました。
ただし実際にリタイアしてみて半年ほどして「必要なお金は多くない」「必要なだけでいい」と考えを改めて多くを利確しました。今でもいくらかは残していますが配当目的ではないです。
この辺の考えは「個人の性格」によると思います。
リタイアした後でも「収入は多いほうがいい」と考える人もいますし。
自分は合理的に考え、行動するのが好きなのです。
申告とか再投資とかが面倒な正確もあります。
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5 現実的には大きくは変わらない。
高配当株戦略を検証して提唱した「シーゲル教授」の「株式投資の未来」という有名な本には次のような記述があります。
「将来はわからないので過去に有利だからといって今後もそうだとは限らない。安全のために高配当戦略を取る場合でも少なくとも半分はインデックスで運用すべきだ」
つまり教授の勧めに従えば半分はインデックスでの保有になり「資産最大化戦略」との差はほとんどないことになります。
教授のアドバイスのように「高配当株戦略」を志向するする方も半分はインデックスでの運用がいいと思います。何しろオーソリティの言葉ですから。
もう一人の権威者のウォーレンバフェットも自分の遺産の運用についてS&Pインデックスを提言しています。
♡余裕があれば「高配当株投資」をされるのはありだと思います。ただしシーゲル教授のアドバイスにもあるように全額を当てるのは良くないと思います。個別株特有のリスクもあります。幸福感を求めての投資が逆に「心配事」を抱えては本末転倒だからです。半分インデックスがあればかなり安心です。
以上です。
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