【資産運用5回め】【株式投資】
初めの頃は値動きが気になって仕方がない
あなたが私が勧めるインデックス投信を始めたとします。対象はS&P500にします
納得して始めたとしても値動きが気になって仕方がないでしょう。
そして下落の時期に当たっていたら必ず疑問を持つでしょう。
「えっ損しているじゃあないか」「時期を失敗したかな」「するんじゃあなかった」
そこであなたは株式投資を長年している知人に相談します。
あなた「チンギスハンという人のブログで勧めていた投信を買ってるんだけど下がってるんです」「どうしたらいいでしょうか?」
知人「ほー投資始めたんだ」「で何買ってるの?」
あなた「S&Pインデックス投信です」
ここで知人が「いいね」という確率は10%もありません。断言します。
理由は投資している方にはそれぞれのスタイルがあるから。
そして自分の投資法が一番いいと思っているから。
インデックスがいいと思う方は多くないこと。
日本株の方は米国株に良いイメージを持っていないこと。
さらに推したい投資先を持っていること。
などです。だから「外国株は為替がね~」「もっといい投資先があるよ」と言われるでしょう。そして乗り換えたり投資を中断することを勧められるでしょう。
ここでの最大の問題はあなたが「短期間のパフォーマンスを気にしていること」です。
「株価に一喜一憂する必要はない」とよく言われますがその意味は曖昧です。
待っていればそのうち上がるよという意味なのか、それとも長期投資目線では短期の値動きは気にする必要はないという意味なのか。それとも他に・・・
長期投資を始めるに当たって株価は気にしないでいい理由
1 投資キャリアを積むためだから。経験値を高めるためだから。
これからの長い投資人生においてキャリアは重要な要素です。
額の大小はさほど影響しません。
株価が上下するものであることを体験するには自分で投資するしかありません。
2 初めのうちは少額なので株価の上下の影響はほとんどないから。
あなたが月に3万円ずつ積み立てたとして年に36万円、ボーナスで20万円ずつ追加して76万円。これが1年後の投資額です。
大きめのリスクを計算してみましょう。運悪く20%の大幅下落にあったとします。積み立てているので平均では10%ほどの損失です。額にして7.6万円。
この金額はあなたにとってどのくらいの痛手でしょうか?
これがなければ生活できないような金額でしょうか? NOでしょう。
大したことない金額なのです。
インデックスを勧める理由
もし個別株なら下落は心配です。その会社独自の問題かも知れません。
しかしS&Pインデックスでの下落なら心配はいりません。
投資をやめる必要も全くありません。
長い行程の一局面に過ぎないからです。
買い増しまでするかどうかはあなたの判断次第ですが少なくとも売ったりやめたりする理由は一つもありません。
他の人に聞く時点で間違っています。
それは「好きなラーメンの種類や店」を聞くようなものだからです。
千差万別で答えは一通りではありません。他人の嗜好に影響されるべきではないです
資産最大化の初期段階はインデックスの一択
それは先述の経験値を高めるのに最適だからです。
個別株の方が経験値は高まるとお考えかも知れませんが「失敗する確率が高い」です。
「個別株」でうまく行かなくても「次はインデックスにしよう」とはなりません。
「銘柄の選択が悪かった」と思い次の銘柄を探すのに夢中になるでしょう。
そんな夢のような銘柄はないのです。
とはいえ、宝探しをしている間に多くの時間が費やされます。
「失敗しない投資の経験値を積む」にはインデックス投資の一択なのです。
どうしても魅力に感じれば少額で試せばいい。
インデックスに不満が出るのは当然です。あくまで平均値だからです。上昇局面ではグロース(ハイテク)に負け下落局面ではバリュー(高配当株)に負けます。
どちらに重点を置くかで見方もまた逆になるのです。
市場を出し抜いて、上昇局面でハイテクを下落局面では高配当にサーフィンのように波乗りすればインデックスを上回れるという誘惑はだれもが考えることです。
個別株で難しければ上昇でVGT(ハイテクETF)を下落でVYM(高配当ETF)を使えばできます。切り替えさえうまくできればこの方法も有力です。その切替が難しいのですが
インデックス投資を継続しながら「浮気する」のはOKだと思います。
そして比べてみれば得るものも大きいでしょうから。
優劣が問題になるのは投資額が大きくなった時
若いうちは忙しいので株価ばっかりチェックしているようじゃあ仕事面での信用も得られません。
だから手間のかからないインデックスで資産を少しずつ積み上げます。
投資額が大きくなると少しの違いが大きな差になります。
私はそのままインデックスが一番いいと思います。
しかし時期にも環境にもよりますから、さらによいと思う投資があればその時に一部分あるいは全部を乗り換えればいいのではないでしょうか。
以上です
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